先進地研修!長門湯本温泉へ!!その①
皆さんこんばんは。
今日は先日行ってまいりました、長門湯本温泉への先進地研修のレポートです。
お隣山口県長門市にある長門湯本温泉は、600年以上の歴史を誇る山口を代表する温泉地。
昨年はプーチン大統領をお迎えしての日ロ首脳会談が行われたことでも話題となりましたね。
その長門湯本温ですが昨年来、あるプロジェクトが始動しているとのこと。先方の中心人物がお知り合いだったこともあり、総勢17名の大所帯でお邪魔してまいりました。
マイクロバスで走る事、約2時間強。長門湯本温泉に到着です。
まずは温泉協同組合の事務所へ案内されました。(まずビルを所有していること自体驚き!)
対抗心をむき出しにするダグラス(笑)
長門湯本からは3名の方々に登壇いただきました。
まずは玉泉閣専務でもある、中心人物の伊藤さんのお話。
実はここ長門湯本温泉、20年余りの間に宿泊者数が半減しているとのこと。
それに拍車をかけたのが約4年前の創業150年を誇る老舗ホテルの廃業。巨大な廃墟の誕生です。宮浜もついこの間までそうでしたね。
ふつうはしばらく廃墟のまま周りの雰囲気を悪くしていきますが、長門湯本市長の英断で解体を決定。税金投入という事なので賛否両論あったようですが、再生プロジェクトも含め一体という事で議会も通過できたようです。
◆長門湯本みらいプロジェクト◆
昨年から始まっているのが「長門湯本みらいプロジェクト」⇒http://yumoto-mirai.jp/
HPをご覧いただけるとわかりますが、やはりデザインは重要ですね~。しかもお金の掛かっている匂いがプンプンする(笑)
伊藤さんの後にご登壇いただいたのが市役所の成長戦略室のご担当者。
通常、担当課は観光課という事が常ですが、長門の場合このプロジェクトに関しては「成長戦略室」。
長門市にとって、いかに観光が成長産業・基幹産業なのかという事がまずここに表れています。
今回のプロジェクト立ち上げに際し行政としては総花的な内容にならないよう、民間に業務委託をすることに決定いたしました。いわゆる「よそ者」ですが同時にいろんなことを経験してきているエキスパート。当然組合員は普段の旅館業で忙しいので非常にありがたいことです。
また老舗ホテルの跡地には「星野リゾート」の進出も決定。ただ施設を建てるだけでなく今回のマスタープランにも参画されています。全国チェーンや大手が参入してくる場合、そうでない場合も多いのでその点は心強いですね。
お話を伺った後は温泉街を散策してきました。
まず伺ったのが@cafe&pottery音。
空き家だったところを有志で共同出資してDIYでリノベーション。すごい!
アプローチからしていい感じです。
おしゃれでほっとする空間です。
中を抜けると。。
ウッドデッキがあり川を一望できます。とても気持ちのいい場所です。
やはり由緒正しい温泉地には川(音信川)と柳があるんですね~。
そしてお約束の川辺に足湯。
宮浜にも実は「川と足湯」ありますが、風情が違うなぁ。
ところでこの提灯。旅館や施設だけでなく、一般の民家にも買っていただき吊るしてもらっているそうです。
このお話を聞いた時「地元愛にあふれているな~」と感じました。
デザインもいいなぁ。
散策後は玉泉閣さんで美味しい昼食を頂きました。よく歩いたのでご飯が美味い!
伊藤さんをはじめ、長門湯本温泉の皆様、誠に有難うございました。
◆その①の感想◆
長門市の中での長門湯本温泉の立ち位置と廿日市市の中での宮浜温泉の立ち位置。似ているようで全く違うんですよね。
もちろんいろいろな事情も絡んでくることは承知ですが、正直うらやましい!というのが本音ですね~。
またまさに官民共同という事をやっていて、そこにプロジェクトチームを民間に委託しているのでとてつもないスピード感があります。来年には星野さんの施設も開業。3年後くらいが非常に楽しみですね(^-^)
実はこのあと仙崎へ行ったんですが、そこにも宮浜のビジョンのもとになるような場所が!!
~~その②へつづく・・・
宮浜100ビジョン・イメージ図
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