ペンションあんばらんすのサービス朝食の進化が止まらない!
30年営業した旧あんばらんすを引き継いで約半年、オーナーの藤崎夫妻が試行錯誤を重ねてきた途中経過を少しご報告いたします。
元々1泊2食付きで営業していた旧あんばらんすから、現在は宿泊メインの「無料朝食」を付けての営業形態にチェンジいたしましたが、あくまで「無料」なので簡易な感じでスタートいたしました。
しかし今までのイメージからすると「無料」とはいえ、リピーターなどのお客様からは「少し物足りない」などのご意見も頂戴したようです。
◆本日は試食会にお呼ばれされました◆
藤崎君から「ぜひ食べていただいてご意見を聞かせてください!」とのことで、温泉組合の辛口コメンテーター(笑)が揃ってあんばらんすに乗り込みました。
今までは簡単なおにぎりやみそ汁、コーヒーなどと聞いていましたが。。。。
◆こだわりの朝食へ!◆
まず出てきたのがこちらのメイン
お洒落なっ!!
卵料理にソーセージやマカロニサラダ。生野菜には藤崎君考案の「けん玉ドレッシング」がばっちり合います。
宮浜のあるここ廿日市はけん玉発祥の地。「けん玉ドレッシング」はけん玉を作る過程で桜のチップが出ます。そのチップで燻して作ったドレッシング。今日参加したT氏もユーザーで、焼野菜、特にカボチャにはぴったり!と太鼓判。
この後は各自セルフサービスとなります。
広島県産米のごはんに納豆。
お味噌汁に湯豆腐。
極めつけは自家製の漬物!実は藤崎君、アメリカと日本のハーフですが、漬物も自分でつけるという・・まさに!あんばらんす!!(苦笑)
もはや「サービス」ではない(笑)
おまけにドリンクまであります( ;∀;)
仲良くお食事(笑)
みんなの意見を集約すると、「無料ではなく、お金を取りなさい」(笑)というもの。
実際漬物を自分で漬けているというのは相当なウリとなります。
◆すでに十分差別化されている◆
彼ら自身は建物の老朽化や館内には温泉が供給されていないのでハンディを感じて「無料」という形にしているようですが、実際宿泊すれば「べにまんさくの湯」・「旅館かんざき」・「湯の宿宮浜グランドホテル」のいずれかの温泉を楽しめるチケットもついてきます。
昨今はいわゆるゲストハウス全盛の時代ですが、徒歩で温泉にも入れて特徴のある美味しい朝食を提供できる、しかも料金もリーズナブルなペンション。十分に勝負できると断言します。また彼自身英会話が堪能なので、もちろんインバウンドにもばっちり対応できます。
◆宮浜温泉は更に個性的な宿の集積地に◆
宮浜温泉組合加盟の宿泊施設は現在、開湯当初から続く、「庭園の宿石亭」「旅館かんざき」「湯の宿宮浜グランドホテル」、30年前から営業の「ペンションあんばらんす」、開業4年目の料理旅館「旅籠桜」があり、今年はさらにもう1軒開業予定です。各宿の特徴もそれぞれ。ぜひ皆様方にはTPOに合わせてお使いいただき「宮浜ファン」になっていただきたいと思っています。
◆最後に◆
今日のようにいろんな人の意見を聞くというのはある意味怖いものではありますが、そこで出た意見を吸収し自分の店に落とし込んでブラッシュアップしていこうという藤崎夫妻の姿勢に共感しました。きっとうまく進んでいくことでしょう。
ごちそうさまでした!また呼んでね!!いつでも駆け付けますから(笑)