経小屋整備登山に行ってまいりました!
今年は昭和40年の開湯から数えて55年。
一昨年の春に開湯100年に向けて「宮浜温泉100年ビジョン」を仲間で策定した中のひとつが、宮浜温泉の借景「経小屋山」(きょうごやさん)の登山道整備。
事前に準備していよいよ出発です。
【景色が素晴らしい経小屋をもっと観光資源に!】
宮島の弥山(530メートル)は世界遺産ということもありとても有名ですが、景色ははっきり言って経小屋のほうがいい!と思っております。
今回の登山では標識を立てたり、木を切ったり、また実際に登ってみるということで総勢13名で行ってまいりました。
今回は宮浜温泉地域管理組合員の他、山の愛好家の方たち、モーニングクルーズでお世話になっている毛利丸さん、また隣町・大竹で地域活動に熱心な辻川さんなどが参加。まずは共同駐車場で自己紹介からスタート。
ここから登山口までは約20分程度でしょうか。急な上り坂が続きます。
既にこの辺りが標高100メートルとの事。おしるしを付けて参りました。
途中の腐っている木や景観を妨げている雑木などを整備。
また中間点である270m地点までの50メートルきざみでの標高を記した杭を設置。
このような狭く険しい場所もありますが、山の案内人・田中さんに言わせると「自然でできるアスレチック」と思って楽しんでほしい!
次回はこういう場所の数か所にロープなどを張っていきたいと思います。
途中こんな大きな奇岩もあります。モアイ像に例えて「モアイ岩」と勝手に命名(笑)
これ以外にもいろんな形の岩があり「外国人は岩が好きなんですよね~」と毛利丸さん。
次回は岩に名前を付けていき、270メートルまでのマップも作成していきたいということに。
モアイ岩を通り過ぎ、駐車場から約1時間で中間点である270m地点に到着!
眼下に宮浜温泉、正面には宮島、可部島、阿多田島、甲島(かぶとじま)、右を見ると大竹や岩国の工業地帯も見渡せる絶景!
ここに島などを紹介する地図があればいいね~と参加者の一人。今の時代なのでQRコードを設置して端末機器で見れるようにしていこう!ということになりました(^^)v
また、あずまやがあればいいね~とみんなの意見。
数年後宮島工業高校の生徒さんたちにお願いする日が来るかも(笑)
当面は中間点までの整備をしていく予定なのですが、まだ余力があったため「上まで登ろう!」との声。
この一声が仇となるとは・・(笑)
【頂上までは更に1時間】
途中途中、ご覧のような絶景を望むことができるのは弥山との大きな違い。
更に歩を進めていくとJR大野浦駅や妹背の滝から登るコースと合流。
しかしかなり足に負担が・・(;´Д`)
ようやく平坦な尾根に出て最後のひと踏ん張り!
山頂付近のあずまやの手前にはご覧のような巨岩!映えポイントです!
(私も登りましたが足がびくびくで、内またで写ってました(;'∀'))
山頂手前のあずまや。他にも多くの登山客が訪れてスキレット料理などを楽しんでました。
ご覧のようにまさに絶景。ここからは更に広島市内、江田島なども望むことができます。
ここで食べるおむすびは格別でしたよ(^^)v
が、山初心者の我々はへとへと。。(笑)帰りも急な下り坂が続くので、あまり登ったことがない方は270m地点をおススメ致します。
【行き方のご案内】
以上が昨日のリポートでしたが、実は現在でも山登りをされる方たちに人気の山。
まず行き方のご案内です。
■車でお越しの方■
・宮浜温泉共同駐車場に停めて歩いていきます。中間点まで約1時間。頂上付近のあずまやまで約2時間程度。
■JRでお越しの方■
・JR大野浦駅北口で降りて「大野浦駅コース」又は「妹背の滝コース」からの登山。妹背の滝からは一旦反対方向に向かうので多少時間がかかります。
但し、歴史ある大頭神社や妹背の滝を見ていくことができます。下山は宮浜ルートで。温泉に入って汗を流し、おおのハートバスでJR大野浦駅へ。
現在は以上の2パターンで来られる方がほとんどですが、JRの駅からもすぐに登れる、車を停める場所からすぐ登れる、下山後は温泉もある!という完ぺきなコース。最高すぎます!!ぜひお出かけください!
【まとめ】
100年ビジョンでは今回の経小屋や西国街道あたりを「ウォーキングエリア」と定め、更なる人気スポット、滞在観光地としていくために整備することを謳っています。最終的には頂上までの整備を目指しますが、まずは270m地点までの整備を目指します。これまでにも山の愛好家の方たちが整備されているのでご協力させて頂く形です。
その後の反省会も含め今後進めていくことは以下の通り。
・次回は4~5月ころに再度整備登山
・全員がノコギリや鎌などを持参
・現在「宮浜ルート」となっている名称を「宮浜温泉ルート」に改称(頂上に近いところにあるので車で行って取り付け)
・宮浜源泉地あたりからの登山ルート表記看板の設置
・270m地点へあずまや設置(数年後の事業)
・270m地点にQRコード設置(端末に画像や島などの簡単な歴史を見ることができる)
・急坂付近のロープ設置(4~5か所程度)
・以前行政が整備したロープの交換(150~200mの間)
・電柱との分岐点での分かりやすい表記
・岩の危険個所修繕(1箇所)
・各岩の命名
・看板の根元が腐っているものあるので修繕
・頭上注意看板設置(2~3か所)
と、すぐにできる事、かなり先の事と色々ですが、より登りやすいように整備して参ります。
登山道整備はまだまだ始まったばかり。継続が欠かせません。
次回参加したいという方はお声がけくださいませ~!(^^)!
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